私たちの思い
日本の里山で迎える、美しい結婚式をつくりたい
2022年1月にこの地を購入して、その後2年をかけて準備を進めてきました。
荒れた畑の整地に悩んでいたところ、地元の方々の温かい支えがありました。
周囲のアドバイスに耳を傾けながら、2024年4月29日に無事スタートを
迎えることができました。
私たちの夢は、海外で見るような美しい結婚式を、この日本の里山で
自然を最大限に感じていただける特別な時間をお届けすることです。
さらに、地元の方々にも心温まる、思い出に残る場所として
愛されるようにしていきたいと思っています。
経歴
ビンテージ家具や古いものには昔から興味があり、特にフランス、イギリス、ベルギーを中心にアンティーク市やフレアーマーケットを巡っていました。出張の際には、それらの開催日を確認し、スケジュールを合わせて現地を訪れていました。レンタカーでしか行けない田舎町を訪れ、おしゃれな宿を見つけると、心が踊ったものです。
当初、ヨーロッパの繊細で洗練されたデザインに憧れ、頻繁に出張を重ねていましたが、なかなか核となる家具の仕入れルートを見つけることができませんでした。父の会社ではインドやパキスタンからの商品を多く取り扱っていましたが、それらは民芸的でどこかぼってりとしたデザインが多く、商売でも下降線を辿っていました。
そんなある日、転機が訪れます。
南仏の田舎町にあったアンティークショップの入口に置かれていた一台の白茶けたテーブル。こんな商材があったらな〜って思いながら見ていたんですが、うんっ?これ、仕上げは別として、本体はインドでよく見かけるものに似ているな〜って思ったんです。その瞬間、もしかしたら、インドの家具でも、見せ方や組み合わせ次第で魅力的にできるかも?と考えが変わります。
こうした経験を経て、古いものを大切にする文化や、それらを扱うお店に強く惹かれ、1998年に「オールドメゾン」をスタートさせました。オールドメゾンは、ノスタルジックなスタイルを取り入れ、国籍にとらわれない独自の空間デザインを提案することを目指し、ビンテージ家具や装飾品を活かした空間演出や店舗デザインを手がけてきました。今振り返ると、本当は舞台美術の道に進んでみたかったんです ...
ウェディング業界には、そこで自由に思い切った演出ができる点に魅力を感じ、2010年には新しい結婚式場プロジェクトに参加。それを機にウェディング業界との本格的な関わりが始まりました。
これまでに訪れた多くの国々で触れた文化や風習が、私たちのアイデアに大きな影響を与えてきました。
特に、自然をテーマにした君津でのプロジェクトに取組んだことは念願の挑戦でした。
千葉県には、素朴な日本の原風景が多く残っており、そこで暮らす人々とのつながりが、私たちを原点に立ち返らせてくれます。自然や里山、原風景、そして人々、その全てが今は「美しい」と感じています。